「青年海外協力隊」

 

この言葉にどんなイメージがありますか?

 

多くの方が一度は耳にしたことがあると思います。

 

言葉の認知度は高い一方で、

じゃあ実際に何してるの?って問われると、

なかなか答えにくいのではないでしょうか。

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著者自身、「協力隊だった!」っと自己紹介すると

「井戸掘りしてたの?」っとよく言われます。

 

『協力隊=井戸掘り』のイメージは、

意外と根強いみたいです。

 

さて本題に戻ります。

 

今回は著者が協力隊で行っていたお仕事を、

少し紹介したいと思います。

 

著者は村落開発普及員(現:コミュニティー開発)という職種で、

ケニアに赴任していました。

 

1.半公務員?ちょっと変わった立場。

 

協力隊は必ず派遣された国の現地組織のどこかに派遣されます。

 

それが病院であったり、ローカルNGOだったり、

その配属先は様々です。

 

著者が配属された先は、

ジェンダー・こども・社会開発省でした。

(以下、ジェンダー省)

 

つまり役所勤務です。

 

ジェンダー省のマクエニ県庁に派遣されたので、

いわゆる半公務員の様な立場で働きます。

 

こんな無茶苦茶な人間が公務員など務まるのか!

っというツッコミは置いといて、

おそらく人生で最初で最期の公務員生活でしょう。

 

なので基本的には毎日県庁に勤務します。

 

オフィスワークのある日は、

1日事務所でパソコン作業をしています。

 

ちなみに著者はマクエニ県の県庁所在地である

ウォテ市の出張所にもよく通勤していました。

 

ここにはオフィサー1名しかおらず、

電気も水道もない薄暗い部屋で

仲良く二人でお仕事をしていました。

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2.仕事は自ら作り出す。日帰り出張の日々。

 

オフィスワークってあんまり協力隊っぽくないですよね。

 

そんな日々に嫌気さした著者は、

事務所を飛び出して行きます。

 

著者の派遣要請の内容は、

「地域に暮らす女性グループの活動支援」でした。

 

ケニアでは女性が小さなグループを作ります。

そうすることで政府から様々な支援を受けられるのです。

 

勤務していたジェンダー省は

その女性グループの登録手続きや支援を行う仕事も行っています。

 

日々事務所に女性たちがやってきますが、

女性たちの実際の活動を見るためには、

彼女たちが暮らしている村に行く必要があります。

 

とにかく動き周りたい著者は

赴任3ヶ月を目処に村を回る日々に変えて行きました。

 

そこで女性たちの現状をみることで、

何を支援するのかを決めていきました。

 

正直仕事はある様でありません。

 

配属先からの要望を聞きながら、

自分がやりたいことを決めていきます。

 

特にコミュニティー開発は自主性が全てです。

 

自分がやりたいことがあれば毎日が面白いし、

流されるだけだと何もできない2年間を過ごす羽目になります。

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 3. じゃあ実際何をしていたのか。

 

著者がやっていたことは、

『女性たちの収入向上活動』です。

 

具体的にはものづくりをやっていました。

 

著者が暮らしていたマクエニ県は、

半乾燥地帯に属するため農業が厳しいのです。

 

なので現金収入を得るために、

伝統的に手工芸が盛んでした。

 

そこで彼女たちの元々持っていた技術を生かし、

新たな製品作りや付加価値向上への取り組みを行いました。

 

サイザルと呼ばれるリュウゼツラン科の植物を活用し、

バッグやマットなどたくさんの製品を作りました。

 

また草木染めに着目し、

マクエニ県で入手でできるありとあらゆる

植物や野菜で実験を行いました。

 

そんなことをのべ200名以上の女性たちと関わりながら、

あっちこっち飛び回りプロジェクトを動かしていました。

 

この9月に後任がケニアへと旅立ち、

これらのプロジェクトは引き継ぐ予定になっています。

 

一方、著者は活動の中で出逢った人々や

そこで受けた刺激をそのまま受け継ぎ、

ビジネスとして新たな取り組みを始めました。

 

サイザル雑貨の企画・販売を行う

株式会社アンバーアワーを立ち上げました。

 

今行っているビジネスは、

協力隊で行ってきた活動内容の延長線上にあるのです。

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今回ご紹介したのはあくまで著者の例です。

 

青年海外協力隊には何百という職種が存在するので、

仕事内容や勤務形態は本当に多岐に渡ります。

 

ご興味を持った方はぜひ調べてみてください!

 


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Hiroshi Yokoyama
87世代のうどん県民。アフリカWebメディア『Africa Quest.com』編集長。2013年に青年海外協力隊としてケニアに渡航。在任中にケニアでモノ作りの会社を立ち上げる。現在は開発コンサルで働きながら、Webメディアの運営、国際アドボカシー団体FAVLIC設立会長、任意NPO SignPost共同代表を務める。