Selamat siang !スラマッシアン!(こんにちは!)

インドネシア、ジャカルタのタクヤです。

先週の記事で『独学で現地語を学んだ方法をご紹介します。』と言っていましたが、
今回は日本とインドネシアの仕事の違いについて書かせていただきます。
次回こそはそちらを紹介しますのでよろしくお願いします!

さて、今回は『インドネシアで働いて困ったこと・日本と最も違うこと』について書いていきますが、
日本とはそもそもの環境が全く異なるため、日本では想像もしないことが多々起こります。

今日はその中でも5つに絞って書いてみました。

1)宗教観 2)渋滞 3)時間の感覚の違い 4)賃金上昇率が異様に高い! 5)コネ社会

 

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それではひとつずつ見ていきましょう!

 

1)宗教観の違い

インドネシアでは人口の90%以上がイスラム教を信仰している世界最大のイスラム教国家であり、
生活の根底から考え方が違います。
(インドネシアの宗教、国に関しての情報は → こちらの記事

例えば仕事中も毎日お祈りの時間をとりますし、金曜の午後になると礼拝に行くために仕事を切り上げます。
また1年に1度、約1か月間の断食月があり、その時は始業時間や就業時間が早くなる傾向があります。
食べ物に関してはハラル(食べてもいいもの)という決まりがあり、
簡単に紹介すると豚は禁止、お酒も飲んではいけないとされています。

 

しかしイスラム教の中にも幅があり、ファッションや思想に関して寛容な人が多いのもインドネシアの特徴です。
端的に言ってしまえばインドネシアはイスラム教の中でもユルいのです!

そのためスーパーでビールも売られていますし、中華街や日本人街に行けば豚を食べることができます。
ムスリムの女性の被るジルバブというものも、
アフガニスタンなどの黒づくめのイメージからすると非常に華やかでおしゃれを楽しんでいるのがわかります。
要はその人と神様との間での約束事なので、自己管理で任されているといったところです。

インドネシア
ジルバブのお店。カラフルなジルバブが並んでいる。

ちなみに今騒がれているイスラム国についてインドネシア人の友人に聞いたところ、
『イスラム教とイスラム国は全く考え方が違うよ。
イメージが悪くなるからイスラムという言葉を使わないでほしいよね!』と怒っていました。

同じイスラムという単語を使っていてもインドネシアはそういった危ない国ではないのでご安心を!

 

2)渋滞

世界一ともいわれるインドネシアの渋滞。
これはインドネシアに限らずアジア各国で起こっている事ではないでしょうか?

インドネシアのジャカルタでは朝7~8時前後、昼前後、夕方6時ごろは渋滞がひどすぎるため、全く動く事が出来なくなります(※ 渋滞についての記事は→こちら

そのためアポイントをとっても時間通りにたどり着けないことが数多くあります。

 

しかし日本人がインドネシアで仕事をするにあたり、
求められることの一つに『いかに時間に正確であるか』が含まれています。
日本人のイメージが『ハードワーカーで時間に正確、なおかつ礼儀正しい』となっているのはインドネシアでも同じです。

そのため、時間に遅れることのないよう逆算をしながら行動をしたり、細かく連絡を入れるといった
基本的なビジネススキルが損なわれないようにし、
日本人としての価値を失わないようにしなければいけませんね。

 

3)時間の感覚の違い

2番目の続きにもなるのですが、インドネシア人と日本人は時間の感覚が全く違います。

インドネシアには『ゴムの時間』という言葉があり、
何事にものんびりしていていくらでも延びてしまうといわれています。
何の連絡もなく約束に30分遅れてくるのはよくあることで、
「昼ぐらいに行きます」と言って夕方5時に悪びれもせずに来ることもありました。
出社途中で大雨で濡れたから今日は休みますとか。笑

その割には終業時間にはしっかり帰る。なんならその前から帰る準備してます。笑

インドネシア

もちろん全員がそうではないと信じていますが、それくらい時間の流れが緩やかなので、
日本の電車のように正確な時間の約束はまあまり期待できないでしょう。

日本人はいかに効率よく仕事をするかを考えますが、
インドネシアでは日本にいるときのように効率の良い仕事ができないというのも一つの課題点かもしれません。

 

4)賃金上昇率が異様に高い!

これはインドネシアの最低賃金の問題です。
インドネシアでは数年前まで最低賃金が日本円にして約1.5万円程度でした。
それがここ数年で一気に上昇し、昨年度の発表では2,7万円ほどになっています。ほぼ2倍ですね!
また2013年には賃金上昇率が40%を超えています。

 

目的としてはインドネシアの経済成長に合わせて、
物価上昇とともに国民の生活レベルを上げようということなのでしょう。
その証拠にインドネシアのジョコウィ大統領からも賃上げを歓迎しているフレーズが出ています。
そのためジャカルタではたまに賃上げデモも起こっています。
インドネシアに進出する企業からしたら人件費の高騰は大きな痛手ですが、
インドネシアの国民の生活水準を考えると緩やかながら上がっていくと思われます。

 

かく言う僕たちもインドネシア人を雇うためにいろいろ探していますが、
これから会社を立ち上げる身としてはなかなか苦しい状況です。

今は経済成長もしますし賃金もまだまだ安い部類ですが、
将来中国のように外資企業の鈍化や撤退が起こる可能性はゼロではないでしょう。
その時の政府の対応が問われますね。

ある友人から聞いた笑い話なのですが
『 日本人は「働いて成果を出してから給料が上がる」と言う。
インドネシア人は「働いてほしければ給料を上げろ」と言う。 』
だそうです。
あながち全否定できないのがなんとも……笑

 

 

5)コネ社会

インドネシアは『ザ・コネ社会』です!
誤解を招く言い方かもしてませんが、良くも悪くもこれは事実です。

例えば住む場所探し。僕はコスという月1万ちょっとのワンルームの貸し部屋に住んでいます。

自分で探すことも可能ですが、
土地勘のないところではなかなか難しいですし、効率よく見ることができません。
何より昼間は死ぬほど暑いので(年間を通して気温35度で蒸しています)体力がもたないんです…笑

ということで友達や周りの人のおススメを教えてもらい、そこを中心に見ていくことになります。

 

また職探しに関しても個人のつながりやコネが大いに活かされます。

他の国と同様に、日本のような新卒採用というものがないので(定期採用できるごく一部の大企業は別ですが…)自然と個人のツテだったり学校からの紹介だったりになるそうです。

 

これはあくまで僕の推測ですが、インドネシアのソーシャルネットワーク化が進んだのはここ数年であり、
一足飛びに最新の技術が導入されたため、その有用性についていけず、
いまでもツテやコネが重視されているのだと思います。

最近ではコネで探していたものが徐々にインターネット化されつつありますが、
情報が古かったりうまく機能していなかったりと、まだまだ発展途中なのが現状です。

インドネシア
コス探しのサイトinfokosthttp://www.infokost.net/) 便利なサイトだが情報が古く、埋まってしまっている部屋も数多く存在する。

また僕の経験で、会社の立ち上げ代行の企業を探していた際のことです。

日系企業をネットで探し、話を聞いた後に
現地の人のツテでインドネシア人の経営する会社に話を聞いたところ、
なんと半額近い金額になりびっくりしました。

何に関しても現地企業の方が安いのは当たり前なので、やはりコネの重要さを痛感した出来事でした。

 

 

●郷に入っては郷に従え

さて、ここまで長々と書いてきましたがどう感じましたでしょうか?

なんて面倒臭いんだ!と思ったかもしれません。
また『こんなに大変なのになぜインドネシアで働くの?』と思うかもしれません。
しかし彼らからしたらこれが常識で当たり前です。

僕ら外国人はあくまでインドネシアで仕事をさせてもらっているので言わば間借り状態。
彼らのやり方を尊重すべきです。だからと言ってそのまま受け入れるのも難しいとは思いますが…。笑

 

そのため、上下関係でなく、ビジネスのパートナーとして
インドネシア人と仕事をすることを心掛けなければいけないでしょう。
自分の国の常識を押し付けるのではなく、感覚の違いを理解することが大事です。
違いを嫌うのではなく、きちんと話し合ってお互いの考えの違いを理解しあうことでパートナーにるべきです。
これはどの国で働くにあたっても重要な考え方かもしれませんね。

 

文化も考え方も全く違うので様々な問題が続出しますが、考え方によっては参入障壁が高いのでライバルが少なくなるとも捉えることができます。

事実、インドネシアにいる邦人数は
17000人程度(※専業主婦や子供等を含む)で、転職者サイドが非常に優位な状態です

もしこの違いを乗り越えてあなたがインドネシアで働きたいと思ったなら、
こんなにライバルの少なく発展性のある環境はなかなかありませんよ!

ぜひ一度インドネシアでの仕事も考えてみてください!

 

Sampai jumpa! サンパイジュンパ!(ではまた!)

 

Takuya Kato

PT.IJ Terminal (株式会社アイジェイターミナル)
ウェブサイト : http://ijterminal.com
Eメール : katou@ijterminal.com
電話: (+62)21-87784207 / 29840422
※ご質問の際には『W.W.Jを見ました』とご明記ください。

 

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Takuya
1988年横浜生まれ。現在インドネシア、ジャカルタ在住。 『日本の技術力で新興国の雇用とスキルを底上げしたい』という思いから、インドネシアでの起業を目標に渡航し、IJ Terminalを設立。 Facebookの申請はいつでもどうぞ! https://www.facebook.com/takuya.kato.1988