Selamat Siang! スラマッシアン!(こんにちは!)
インドネシアで人材紹介業を営むタクヤです。
ジャカルタに会社を立ち上げもうすぐ半年が経とうとしています。
今回はその中でも頭を悩ませたインドネシア人スタッフの性格、問題点、解決策からトリセツを作ってみました。

 

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そもそも起業して半年なので、事業を軌道に乗せなければいけないのですが、それとともにインドネシア人スタッフとのやり取りやマネジメントにいろいろと頭を悩ませることが多かったのがこの半年間の印象です。
そこで忘備録も兼ねてインドネシア人スタッフとの特徴と付き合い方を書いていこうと思いました。

インドネシア

インドネシア人スタッフで悩んだ点と解決策


 

トリセツ1:みんなの前で怒っちゃダメ

インドネシア

これはインドネシアで会社を立ち上げ、インドネシア人スタッフを採用した際に一番最初に言われたことです。
みんなの前で怒鳴ったり叱ってはいけません。
基本的にインドネシア人はプライドが高いと思った方がいいでしょう。もしみんなの前で怒られるとその日は仕事ができなくなってしまいます。笑
ちなみにインドネシア人スタッフ曰く、『みんなの前ではダメだけど、チームメンバーだけの時ならOK』だそうです。僕は未だに違いが全くわかりません。笑

 

【解決策】個別ミーティングを細かく行う

うちはまだまだ小さいので、チーム分けは必要ありませんが、ある程度少ない人数のチームを作り、その中でリーダーポジションの人を中心として個別ミーティングを行います。
週1回のミーティングは必ず行い、成績が足りていないとき、問題があったとき、何か不満があるとき等は『〇〇さん、11時から時間ある?5分だけミーティングできる?』とほとんど個別に話を聞きます。
よく日系インドネシア企業のお客様(日本人担当者)に電話をすると、『今〇〇はミーティング中です。』という言葉を聞き、日本人はどんだけミーティングが好きなんだ!と感じていましたが、その意味が分かった気がします。

 

 

トリセツ2:都合の悪いことは見せたくない

「それについては僕だけで考えたいんです。」そういう時は大概何かの問題を抱えている時です。
そもそもインドネシア人の古くからの考え方として、目上の人に迷惑をかけないという習慣があるそうです。
そのため、悪いことを相談するのは上司の仕事の妨げになると考えるのだとか。そのため、日本で言う「報・連・相」はどちらかというと苦手な傾向にあります。
正直これは日本人がトップに立つとなかなか厳しいものがあります。改善や反省が通用しないため、PDCAサイクルを回しにくくなるからです。

【解決策】上司であり同僚であり友達

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まずは僕という人間に対し、悪いところも見せて平気な人だと感じてもらうことが重要だと考えました。
これは上司という立ち位置にこだわらず、チームをまとめる同僚的ポジションであり、なおかつ友達であるべきだと考えたためです。
当然上司としての命令や檄を飛ばすこともしますが、音楽をかけながら仕事をしたり、みんなとワイワイ仕事をする時間をはさみ、仕事終わりに一緒にご飯を食べに言ったりもします。まずは遠い存在ではなく、友達のような感覚で何でも話して貰えるようになることです。

そして一番重要なのは、僕がわからないこと(インドネシア語、インドネシアの文化、等)をインドネシア人スタッフに聞くことです。そうすると同じチームの仲間を助けようという信頼感が生まれます。
それをやるようになってから、何かあった時にも相談に来てくれますし、何かをする前も相談に来てくれるようになりました。
ただし羽目を外してなんでもさらけ出し、尊敬できない上司にならないように注意が必要ですが・・・。笑

 

 

トリセツ3:思考の基本は積み上げ方式

人が何かを行う際にスケジュールを管理する方法として、『積み上げ方式』と『逆算方式』があります。
もちろんご存知だとは思いますが、

積み上げ方式・・・できることを一つ一つ積み上げていき、ゴールにたどり着く方式。

逆算方式・・・ゴールを先に設定し、それを達成するために【5W1H】を設定しゴールまでたどり着く方式。

といった形で、日本のビジネスの場合は、圧倒的に逆算方式が多いですね。そしてインドネシアの場合は積み上げ方式が多いです。

それは労働ビザの手続きや会社登記、インドネシア人の仕事を見ていて感じます。
いつまでたっても約束のものが出来上がらず、「今どうなってる?」とこちらから聞かないと急いでくれません。そのため、インドネシアではJam Karet(ゴムの時間)という言葉が存在し、時間はいくらでも引き延ばせるという意味の自虐ネタとして使われています。
また目標に届かなかったときにも『次はもっと頑張ります』で済ませてしまうケースが多いのがインドネシア人スタッフの特徴です。

さて、話を元に戻しますが、特にインドネシア日系企業は生産系、物流系が多く、顧客も日系企業であることがほとんどです。そのため逆算方式考えないと期限に間に合わず仕事が成り立ちません。その中でインドネシア人を雇い、積み上げ方式の仕事をされた日には信頼を失う危険があります。
インドネシア人スタッフにいかに逆算方式で仕事をしてもらうかは会社存続にかかわる重要な課題なのです。

【解決策】KGIとKPIを徹底する

小難しい話になってしまいますが、KGIとはKey Goal Indicatorの略 、KPIとはKey Performance Indicator の略で、KGIが定量的なゴールを示すものに対し、KPIはKGIを達成するために各所に設定した目標に対して、現状を数字で見るものです。
まさしく逆算方式のためにあるような考え方で日本で仕事をする際にも役に立つので、もしご存じなければ是非調べてみてください。(→KGI、KPIとは?

流れとしては、まずKGIを達成するためのステップを設置します。そしてそれぞれのステップに対し、【5W1H】で小目標を定めます。
そして小目標が達成できているかどうかを毎日チェックし、さらに先程書いた週1の個別ミーティングでも話します。
目標に届かなかったのはどの部分か?どれだけ足りなかったのか?次回は何を、いつまでに、どれだけ、どの状態にすれば、目標に届くのか?それを徹底的に話し合います。
それを次回の目標にすることで、目の前のことに集中してくれますしそこが達成できれば大いに褒めてもらえますし、次のステップに進むことができるので本人のやる気アップにもつながります。

長くなってしまったのでまとめますと、『KPIを使い、細かな期限を切ることで、逆算思考で仕事を進めてもらうことができ、期限までに目標を達成することが可能になる』といったところでしょうか。

 

中にはこんな良い一面も・・・


僕はインドネシア人に対し『残業はしないで定時で帰る』『仕事は終わってなくても帰る』というイメージを持っていました。しかしうちは残業を厭わないスタッフが多いです。(※決して残業を推奨しているわけではありませんよ!)
彼らが自分の与えられた仕事を投げ出さないのは嬉しい誤算でした。
そのため、『電話を〇回掛ける』、『書類AとBは必ず終わらせてから帰る』等、いかに彼らの手の届く範囲にまで仕事を落とし込んであげるかが重要ですね。

 

 

以上、インドネシア人スタッフのトリセツを作ってみました。
よく日本人同士が会うとインドネシアスタッフに対しての愚痴や悪口が多いですが、それは自分がスタッフを理解できていないしする気もない、ひいては管理できていないことを丸出しにしている恥ずかしい行為だと思います。絶対にやめましょう!(どちらかというと嫌だけど来ちゃった駐在の方に多い気がしますが…)

僕も彼らと一緒に働き始めてまだ半年。そのためまだまだ悩むところや知らないことも多くあります。
しかしそれを乗り越えてこそのマネジメント!先は長いですがやりがいがあります!
こういった経験が若いうちからできるのはインドネシアで働くメリットの一つですね。

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Sampai jumpa! サンパイジュンパ!(ではまた!)

 

 

Takuya Kato

PT.IJ Terminal (株式会社アイジェイターミナル)
ウェブサイト : http://www.ijterminal.com
Eメール : katou@ijterminal.com
電話: (+62)21-87784207 / 29840422
※ご質問の際には『W.W.Jを見ました』とご明記ください。

 

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Takuya
1988年横浜生まれ。現在インドネシア、ジャカルタ在住。 『日本の技術力で新興国の雇用とスキルを底上げしたい』という思いから、インドネシアでの起業を目標に渡航し、IJ Terminalを設立。 Facebookの申請はいつでもどうぞ! https://www.facebook.com/takuya.kato.1988