Selamat siang!スラマッシアン!(こんにちは!)
インドネシア、ジャカルタで人材紹介業を営むタクヤです。
インドネシアは就労ビザ(労働ビザ、ワーキングビザとも言いますね)の取得が非常に難しい国です。今回はビザ会社で騙された僕自身の失敗をあえてご紹介します。

 

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僕たちがお世話になり、問題になった会社をここでは『業者』と呼ぶことにします。
ビザだけでなく様々な手続きをお願いしていた会社で、結果としてビザを含むすべての手続きを一方的に放棄されました。
ビザだけの話ではないため、ちょっと長くなりますが、僕らと業者が揉めた一部始終をご覧ください。

 

インドネシア

 

最初はすごくいい人


もともとは紹介で知りました。紹介してくださった方はすでにご自身のビザをそちらで頼んだ経験があり、業者の方が日本に旅行に来た時に無償で助けてあげたりと公私ともに仲の良かったようです。(この方はご自身が利用者の視点でご紹介してくださったので、グルだったとかではありません。)
またこの業者には日本人が関与しており、(その日本人は東京23区内に同じ業務の企業を設立している)日本側のWEBサイトにもインドネシア側の業者の情報が載っており、非常に安心していました。
業者の人も「イミグレーションともコネがあり、早く取得できる。」と話ていて、実績・印象ともに良かったのです。またインドネシアのビザ取得においては割と名が通っているようでした。

 

 

なんでも屋を買って出る


もともとはビザや旅券の手配の会社なのですが、会社の設立や事業免許にも詳しいといわれ、うちの業務を相談しました。日本人の会社をいくつも立ち上げた経験があるといい、人材紹介のビジネスモデルには免許が必要という話もしました。
そのときに彼らは「大丈夫、それなら任せろ!」と言っていたので全てをそこに任せていたのです。

 

 

問題発生!


さて、会社の登記が無事終わり、ビザももうすぐ完了するといった矢先、
ついに事件は起こりました。
顧客とのやり取りの際に必要な免許がないというのです。これは本当に慌てました。なにせ業者には何度も確認をし、うちの仕事内容も伝え、了解をもらっていたのですから。
急いで業者に確認をしたところ、電話ではやり取りしてくれるものの、会いに来てくれない。当然不安が募ります。
何度かメールと電話で急いでくるように伝えるとしぶしぶ来ることを了承しました。その時点でこれが解決すればもう二度と使わないことは確定していたものの、まずは話を聞くことになりました。
すると向こうの言い分はこうでした。
「××をやることは聞いていたが、今回のケースのような〇〇は行うと思っていなかった。」
まさに恐れていたことが起こりました。
そして彼らは「必要な免許は〇〇だ。今からとれば1~2ヶ月でとれる。急いで取るから待っててくれ。」と言い、帰りました。
僕らもお客さんに迷惑をかけるわけにはいかず、何度も「必要な免許は〇〇で間違いないんだな?」と確認をし、合意しました。

 

 

怪しいと思い手を引く


そしてお客様への謝罪と手続きのための書類集めが始まりました。
その中で再度トラブル発生です。
業者が必要だと言ってきた書類の中に『ビルの所有者のKTP(国民IDカードのようなもの)』が必要だと言われ、ビルの所有者にその旨を話すと「俺のKTPが必要な手続きなんて聞いたことないよ!?怖いからイヤ!」と追い返されます。そりゃそうでしょう。見ず知らずの人に個人情報の一番大事なものをさらすわけですから。

何度お願いしても無理なので、業者に事情を説明して取りに来てくれと依頼しても「それはうちの仕事じゃない。そっちでとってきてくれ」と言われ、挙句の果てにメールでうちのスタッフを無能だとこき下ろす始末。

問題点ををまとめますと、
・お願いした免許がちゃんと取れていない
・必要書類がそろっていないので手続きが進まない
・必要書類がもらえないのに手紙で必要性を訴えたり、訪問するという努力をしない
・書類を取れなかったうちのスタッフを無能呼ばわり
これにはさすがにキレました。

いい加減他を探そうという話になり、法律家に相談をしに行ったところでこの会社の問題がさらに明らかになりました。
・取ろうとしている免許が全然違う
・手続きにビルの所有者のKTPなんて必要ない
・免許取得に2週間もかからない
・免許取得費用(約17万円事前に払い済み)も実際はずっと少ない金額でできる

何だこれ?僕らは騙されてたのか?とりあえず手続きをストップしてお金を返してもらわなきゃ!
ということで電話をすると、「手続きをストップすることはできない!お金も返金できない!」といい、自分たちからビルのオーナーの元に書類を取りにやってきたのです。

それは自分たちの仕事じゃないんでしたよね!?もう意味が分からなくて唖然としてしまいました。

 

 

脅される


もうこれ以上わけのわからないものにお金をかけるわけにはいきません。怒りがこみ上げる中、手続きの中止を求めました。
すると驚くべきことに彼らは脅しをかけてきたのです。

『手続きは中止してもいいよ。その代りほかに受けてた仕事も全部ストップさせるぞ!お金も少ししか返さないからな!ビザも終わってないんだからこの先インドネシアでどうなっても知らないぞ!』

僕たちのビザの手続きも他の契約も何もかもを放り出し、お金はまともに返さず、メールでもひどい言葉を並べ、その後彼らはだんまりです。

幸いなことに、他の業者や法律家の助けでなんとか手続きを終えることができ、現在は問題になった業者と裁判をすべく交渉中です。

 

今回問題を大きくしてしまった原因は、
・会話が主体となっていて記録に残るものが多くなかったこと
(紙ベースの物も相手が持ってないと言われないよう、渡したという記録を取るべき。)

・お金は前払いでないと手続きできないという嘘を信じてしまったこと
(最悪でも前金50%、成果報酬50%にし、リスクを分散する事。うちの場合はそういうものかと信じ、全額前払いにしてしまったことが問題)

・そもそも紹介ゆえに全面的に信用しすぎたこと
といったことでしょうか。

 

後々外部の人から話を聞くと、この業者は下請けがいて、それぞれの業務を下に投げているだけの仲介業者の様でした。だから情報が間違っていたり法外な料金を請求されるんですね。

だったら自分たちがやってるみたいに言わず、仲介ですって先に言えや!!!(書いてるだけでイライラしてしまいました。八つ当たりしてすみません。笑)
今回の件のおかげで契約の怖さを身をもって体験しました。ビザや契約など、海外では相手を信用してしまい、僕らのようになりがちなので、皆さんに関してはそういったことのないようお気を付けください。
次回は今回の記事を参考に、信用できる業者の選び方についてお伝えしたいと思います。

 

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Sampai jumpa! サンパイジュンパ!(ではまた!)

 

Takuya Kato

PT.IJ Terminal (株式会社アイジェイターミナル)
ウェブサイト : http://www.ijterminal.com/
Eメール : katou@ijterminal.com
電話: (+62)21-87784207 / 29840422
※ご質問の際には『W.W.Jを見ました』とご明記ください。

 

 

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Takuya
1988年横浜生まれ。現在インドネシア、ジャカルタ在住。 『日本の技術力で新興国の雇用とスキルを底上げしたい』という思いから、インドネシアでの起業を目標に渡航し、IJ Terminalを設立。 Facebookの申請はいつでもどうぞ! https://www.facebook.com/takuya.kato.1988