その土地の食べ物を美味しく食べる方法を一番知っているのは、

そして自分たちの持っている資源を最大限活用する方法を一番知っているのは、

紛れもなく現地の人々なのだと、ガーナに来て実感しました。

今回はそんな彼らの驚くべき「知恵」を、油ヤシを例にご紹介したいと思います。

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パーム(油ヤシ)をとことん味わう!

こんな外見のパーム

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油ヤシの果実の生産量、ガーナはなんと世界で8番目に多いそうです。(2013年, FAO調べ)

油ヤシの果実はこんな感じ

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丁寧にはずしていくとこうなります。

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この果実、通称パームナッツはパウンドしてペーストに。

この後濃厚で美味しいスープになります。

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絞り終わったガラも無駄にはしません。

よく乾燥させて火をおこす際の着火剤に使われます。

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油ヤシという名前の通り、油がとれます。

2種類の油がとれるということで、この写真の左側の赤い油がパーム油です。(ちなみに右側はココナッツ油 こちらも生産されています。)

ガーナの人々は、このパーム油を文字通りドボドボ使います。

最近脂肪がついてきてしまったのですが、犯人はこいつではないかと思っています。

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こちらはパーム核油

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パームの魅力はこれだけに尽きないことを、地元の人はよく知っています。

古くなった木を切り倒すし小さな穴をあけると、樹液が染み出してきます。

その名もパームワイン、とっても美味しいんです!

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フレッシュで甘いのにしっかりアルコールもあります。(発酵度にもよります)

農村にいくと、水の代わりによくふるまってくれて、美味しいけど平日の昼間から

ほろ酔いなんてことが何回かありました。笑

このパームワインを蒸留させて、アペテシという名の強いお酒にします。

蒸留の装置、私の任地では至る所で見ることができます。

原始的に見えますがよくできています。

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英語ですが、聞き取ったことを図式化すると、こんな仕組みだそうです。

 

仕組み

このアペテシ、どこのバーに行っても飲むことができます。

クイッと飲むと喉がやけるくらい強いお酒ですが、村では5歳くらいの子にお母さんが飲ませているのを見てびっくりしました。いいのか・・・

パームの木には、キノコが自生したり、シロアリが住み着いたりします。

これらはめでたくスープに入ることとなります。

シロアリは話には聞くけどまだ見たことがありません。

是非食べてみたいです・・・(とっても栄養価が高いんだとか)

さらにさらに古くなった葉は、料理用の薪になったりもしますよ。

 

いかがでしたか?パーム1つとってもこんなに活用方法があり、ガーナの食卓を彩っているんです。

こんな彼らの知恵の虜になってしまい、時間を見つけてはコツコツ農村に通い勉強したりご馳走になったりしている今日この頃です。

是非皆さんもガーナにぶらっと立ち寄ってくださいね。

 

それではまた来週―!

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Akane Kobayashi

Akane Kobayashi

大学を卒業後、2015年9月末から、27年度2次隊として西アフリカのガーナ共和国に赴任。職種は何でも屋さんのコミュニティ開発。専門性がないことを専門にしたい。幸せを感じるのは、会いたい人に会って行きたい場所に行くこと。ビールも日本酒も大好き。

One thought on “ガーナの食卓を彩る知恵~油ヤシの活用”

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