Selamat siang! スラマッシアン!(こんにちは!)
インドネシア、ジャカルタで人材紹介業を営むタクヤです。今回はインドネシア人の新卒について。
自分でインドネシア人の新卒スタッフをマネジメントしていて思うことや、お客様と話していて良く聞くことなどをまとめてみました。

 

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あくまでここに書いているのは一つの傾向であり、それが絶対ではありません。
もしかしたら僕の主観に寄っていることもあるかもしれませんが、それも一面ということで捉えて頂ければと思います。

インドネシア

卒業時期は様々

インドネシアの大学は一括で卒業時期が決まっているものではありません。日本であれば3月がデフォルトです。そのため夏に卒業の人は就職活動やその後の動きが変わってしまう方もいるかと思います。

しかしインドネシアでは大学によって違うようです。私の知合いのところは8月に卒業でしたし、中には5月の人もいましたし12月の人もいました。さらに驚くべきは卒業の資格はもらっているけれども、卒論を提出しておらず、それが終わったら卒業、なんて人も。
もし新卒の採用をするなら卒業の単位とともに卒業時期、卒論は終わっているのか等を聞いてみるといいでしょう。

 

新卒一括採用がない

日本は新卒一括採用がある、しかし外国ではそういった採用の方式は少ないというのは海外に興味を持っている方々ならよくご存じのことかと思います。
インドネシアも御多分に漏れず一括採用の国ではありません。(全くないわけではないので、それは次週の後編でご紹介)

インドネシア人の新卒者はどうやって仕事を探すかというと、既にどこかの企業で働いている先輩からのツテ、若しくは大学に来る求人から応募するようです。
中にはインターネットを使って求人を探す人もいるようですが、名前を知っているような有名企業しか応募しないので、日本以上に求人媒体(日本でいうリクナビNEXTのようなもの)が発展し辛いイメージです。

 

給与水準は低め

新卒の給与水準は非常に低いと言っていいでしょう。毎年最低給与水準が10%前後アップするインドネシアですが、2016年は3,100,000Rp(円換算で3万円弱くらい)です。

しかしそれも基準をどこに置くかによります。
例えばいわゆる一般企業の場合、一般社員給与は5,000,000Rp~7,000,000Rp程度で工場系がそこからそれぞれ-1,000,000Rpというイメージでしょうか。※特殊な技術があれば別ですが。
そのため、新卒の給与は一般企業からすると低いと言えるでしょう。技術も知識もない状態なので、仕事を経験させてもらえるだけありがたいというイメージです。
しかしインドネシアという国の平均年収は未だ3,000,000Rpに届くかどうかな状況です。これはそれを下回る人たちが数多くいることでもあり、最低賃金が守られていないことの証でもあります。実際にうちに転職相談に来る人たちの中には月給2,000,000Rp程度で30代半ばまで働いてきた方も来ます。
そうしたインドネシア全体の給与水準からすると彼ら新卒者たちは恵まれているともいえるのです。

 

新卒の頃から転職しまくり

日系企業の人事担当者といつも話をしていて出てくる話題がこれです。インドネシア人の新卒者はすぐに辞めてしまう。
理由は人それぞれですが、上司と反りが合わない、給与が見合わない、仕事内容が思っていたことと違う、といった理由で辞めていくそうです。
そしてまた次の職を探しに旅立ちます。自分の価値がどんどん下がっていることも知らずに。

言われたことをこなす色合いが強いインドネシア人の働き方の良し悪しはひとまず置いておいて、自分で考えて仕事をしない人たちが次の職に移ったところで満足できる仕事があるわけないんですよ。何か問題があっても原因を自分の中に見出さないわけですから改善や成長もしませんし。

そういうことを考えずに次に移っていくので20代後半に差し掛かった時にはすでに4~5社経験しているのはザラで、手に職をつけているわけでもない。しかも国の平均年齢が30歳くらいな分こんな若者が大量にいるんです。日本の仕事スタイルが至高だと思っているわけではありませんが、そもそもがあまりにも考え方が違いすぎますね。

そんな中で日系企業が取る戦略はいつ辞められてもいいように採用するもしくはやめられないように対策をとるかの二択です。
最近進出をしてきた企業は辞められないように教育をしたり、社内制度を整える傾向が高く、昔から基盤をしっかり持っている企業などはそのネームバリューやブランド力などで魅力を出しているようですが、どこの企業も有効な解決策が見つかっていないのが現状なようです。

 

 

今回はインドネシア人の新卒の前編。いかがでしたでしょうか。来週は後編をご紹介します。
インドネシアでの転職・採用のご相談なら就職以外の情報にも詳しいIJTerminalにお任せください!

Sampai jumpa! サンパイジュンパ!(ではまた!)

 

 

Takuya Kato

PT.IJ Terminal (株式会社アイジェイターミナル)
ウェブサイト : http://www.ijterminal.com/
Eメール : katou@ijterminal.com
電話: (+62)21-87784207 / 29840422
※ご質問の際には『W.W.Jを見ました』とご明記ください。

 

 

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Takuya
1988年横浜生まれ。現在インドネシア、ジャカルタ在住。 『日本の技術力で新興国の雇用とスキルを底上げしたい』という思いから、インドネシアでの起業を目標に渡航し、IJ Terminalを設立。 Facebookの申請はいつでもどうぞ! https://www.facebook.com/takuya.kato.1988