東南アジアは低価格で行ける海外旅行先として安定した人気がありますが。バンコク・ハノイ・ホーチミン・シェムリアップなど大陸側の各都市に人気がある一方で、インドネシアのジャカルタやフィリピンのマニラには今一歩人気の高まりを感じません。しかし、もちろんこれらの都市にも魅力的な名所があります。今回はマニラについて見てみましょう。

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今週のWWJでは、ライター在住国の観光についてその魅力をお伝えしています。インドネシアライターのTakuyaがインドネシアの観光について別途記事をまとめておりますのでこちらも合わせてご覧ください。

インドネシア:バリだけじゃない知られざるインドネシアの観光スポットをご紹介

なぜマニラにはこれまで人気がなかったの?

筆者はマニラに在住しており、更に観光業に携わっています。個人的にこれまで、東南アジアの低価格で魅力的な海外旅行プランの中に、マニラという都市なかなかが入ってこないことを難しく感じていました。その理由は大きく2つであると考えており、1つはマニラに関する情報がまず少ないこと。そしてもう1つはマニラのイメージが他の都市と比べると良くないことが挙げられると思います。

2つの原因。そこから脱却してきたマニラ

前者に関してマニラの情報が少ないのは、訪れる人がこれまで多くはなかったためSNSなどで個人の情報発信の数が少なかったことが1つの原因となっています。相対的に他の都市へ訪れる日本人が増えていった中で、マニラの注目度が落ちていった部分もあったかもしれません。マニラが悪いのではなく、他の都市の注目度がぐっと上がって取り残されてしまった印象があります。

後者に関してはこれまで、日本で報道されてきたマニラに関する情報が比較的ネガティブなものであったことが大きな原因です。「ヤクザの街」「治安が悪い場所」というようなイメージがついてしまっていたのは残念ながら否めません。更に海外の情報というのは概して、「とっても良いこと」か「とっても悪いこと」しか情報が入ってこないので、マニラで悪いことが過去多かったとすればこういった印象になってしまうのは仕方ないかもしれません。

しかし、マニラは発展を遂げている東南アジアの首都ですから、混沌とした「世紀末のような街」ではありません。高層ビルが立ち並ぶ経済エリア、スペイン統治の時代を残す観光エリア、そして外資系企業が集まる新興地区など様々な側面を持っています。個人的には3年ほど住んだリゾート地セブ島よりも遥かに良いと感じるマニラ!今回はその魅力についてご紹介します。

激動の大航海時代から続く文化の交差点、マニラ

スペイン統治時代の歴史ある街並みを感じる

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フィリピンは大航海時代の激動の世界に翻弄された歴史を持つ東南アジアの島国です。その歴史を色濃くエリアがマニラにあり、「イントラムロス」と呼ばれています。「イントラ」は「入る(Enter)」、「ムロス」は「壁(Wall)」という意味で、その名の通り当時の要塞の壁がそのまま保存され、その中の市街地もできるだけ手付かずのまま今も利用されています。石畳の街並みはスペインの地方都市に残る景色にそっくり。ここがマニラであることを忘れてしまいそうです。

アメリカンな街並みと文化も覗いてみよう

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こちらは一転、先進的な街並みのマカティ・レガスピヴィレッジ。アメリカに占領されていた時代も持つマニラは以前の滑走路がそのまま幹線道路に使われたり、軍の敷地だった場所が新興地区として急激な開発が進むなど、歴史を上手く活用して都市設計が行われています。大きなビル、広い道、そして大きな木が茂る道は東南アジアの混沌の雰囲気からは想像がつかないほどです。

東南アジアで英語が最も通じる快適な滞在地

観光地で英語が通じないのはどうしても不便

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いくつかの東南アジアの国へ個人の手配で訪れたことのある方は、現地で英語が通じないことで苦労した経験をお持ちであると思います。特に観光地は都心部から少し離れていることも多く、現地の言葉以外話せない方のエリアで困惑することも少なくありません。マニラでは英語のレベルが東南アジアで最も高いとも言われ、これまでインドに集中していたコールセンターが一気に移転してきています。観光の場面でも英語はほぼ確実に伝わりますので、不便に感じることはほとんどありません。更に観光ガイドさんの日本語もとっても上手!必要があれば申し込んでみるのも良いかもしれません。

まだ知られていないマニラの観光地がいっぱい!

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マニラには自然が少ないと思われがちなのですが、都心から一歩出ればまだまだ手付かずの自然が残されています。メトロ・マニラがちょうど東京23区のような行政区分になっており、その外に出ると観光に最適のエリアが広がっているのです。特に近年人気が高いのは渓谷をぐんぐん下るパグサンハンのラフティング!両脇には切り立った崖が迫っており、運が良ければ野生のサルが現れたり、カワセミの仲間の美しい鳥が目の前を横切るなど、自然が本当に豊かな場所ですので是非足を伸ばしてみてください。現地へ赴く際にはツアーを利用するのもおすすめ!

 

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こちらはマニラから船に乗り訪れることができる「コレヒドール島」。おたまじゃくしのような形をした可愛らしい印象の島ですが、フィリピン・アメリカ・日本の参加国が激戦を繰り広げた歴史のある島でもあります。マニラ湾の入り口にあるこの島は戦いの要所であり、当時各国の軍から多くの戦死者が出てしまいました。写真は海へめがけて設置された砲台。人の背よりも高い大きさが当時の激戦の様子を感じさせてくれます。歴史を学んて欲しいと現地では日本語を学んだフィリピンの方が案内をして下さいます。

世界三大夕日のマニラベイサンセットも見逃せない

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世界三大夕日はバリ・釧路・そしてこのマニラが選ばれています。それぞれが美しいのですが、特にマニラは見渡す限り広がるマニラ湾に大きな夕日が沈んでいくように見えることで知られています。時には大型客船やタンカーなどが太陽の真下を通る姿が小さく見えるなど、夕日の美しさと共にマニラならではの雰囲気を感じることができます。

ショッピングにマッサージ、贅沢三昧もOKな格安物価

東南アジア最大級の「モールオブエイジア」、でもそれだけじゃない!

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フィリピンは物価が日本よりも低いため、お得な料金でショッピングを楽しむことができます。これが東南アジアの旅行の楽しみの1つでもあると思いますが、マニラでは安いものだけではなく日本に入ってきていない海外ブランドを見つけることができたり、東南アジア最大規模の巨大モール「モールオブエイジア(MOA)」でその大きさを体感するだけでも面白いのではないかと思います。ハイエンド向けには世界に展開するホテルブランドであるシャングリ・ラグループが展開するモール「シャングリ・ラプラザ」や、現地のマートである「シューマート(SM)」が展開する「SMAura」など、沢山の選択肢が用意されています。

古くから伝承されてきたマッサージ技術は現代でも健在

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フィリピンは古くから家庭の中でもマッサージが行われてきました。その技術は今日に至るまで多くの人々を癒してきましたが、近年では観光客の方々がマッサージを大いに活用するようになり、その結果質の高いサービスが提供されるようになったのです。おすすめはマカティ市内のビルの中に入った隠れ家的な「アラメシュスパ」。イランとフィリピンのハーフであるオーナーが、両国の技術を結集して作り上げたオリジナルのマッサージプランが好評です。ちなみにこのオーナーは歯医者さんとしても著名な方で、スパの隣にクリニックも構えているという面白い方。せっかくなら一緒に歯も治してみる??

誰でも元気にしてしまう、ラテン系の陽気な国民性

まずは挨拶!人と話すのが大好きなフィリピン人

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様々な文化が交錯する島国であるフィリピンは、他の東南アジア諸国と比べても個性的な国民性を持っています。その最たるものが彼らが生まれながらにして持っている底抜けの明るさ!どんな時でも楽しく、そして喜びは分かち合う精神で生活しているので、観光客の方にも親切に対応してくださることが多いのが印象的です。明るく元気にマニラの旅を満喫して下さい。

ホテルでもレストランでも、どこでも明るく楽しくがマニラの良いところ

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近年では電子機器の流通により、特に携帯電話を2台持ちする人が増えてきたフィリピン。そしてスマートフォン普及率の急激な向上からFacebookユーザーも世界トップ10に入ってきました。どんな時でも明るいフィリピンの方々は「セルフィー」も大好き!自撮り用の棒や他のガジェットも飛ぶように売れており、現地に住んでいる筆者のFacebookタイムラインにはしばしばセルフィーばかりが流れることも・・・それでもどこか憎めない彼らの様子には元気をもらいます。

南国フルーツに舌鼓、フィリピン料理もなかなかGOOD

やっぱりマンゴー!でも、それだけじゃない数々の南国フルーツ

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フィリピンといえばドライマンゴーを想像する方も少なくないかもしれません。非常に安く手に入るマンゴーは現地で日常的に食べられており、常にスーパーでは山積み!黄色の熟れたマンゴーだけではなく、野菜として食べるさっぱりと酸っぱいグリーンマンゴー、大きく赤いアップルマンゴーなど、日本人には馴染みの薄い複数のマンゴーを楽しむことができます。ホテルのブッフェなどで見つけたら是非食べ比べてみてください。マニラ近郊にある「Rosa Farms」ではマンゴーの食べ放題プランも期間限定で開催中。滞在機関が4泊以上取れる場合には是非訪れて欲しいスポットの1つです。

マニラで楽しむ美味しいフィリピン料理は日本人にも人気

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安く美味しく食べられる東南アジアの食事。その中でもマニラ・フィリピンの食事は日本の方々にとても好評です。その理由は大きく2つで、1つはメインの食べ物が親しみの深い「コメ」であること。そしてもう1つは味付けが醤油、生姜、にんにく、カラマンシー(日本のすだちのような柑橘類)がほとんどであることから食べたことのない味にはほとんど出会わないということです。豚肉・鶏肉・海鮮を主体としたメニューで醤油ベースの味はご飯も進みます。観光で訪れた方の中には、「フィリピン料理が想像より遥かに美味しかったのでたぶん太ってしまった」と漏らす方も少なくないほど。もちろんゲテモノで有名なアヒルの卵「バロット」などは現地ならではですが、一般的なメニューであればとっても美味しいので気軽に試してみてください。

マニラはこれまで海外旅行の渡航先としてあまり注目されていなかったため現地の情報も他の国や都市と比べるとまだまだ少ないのではないかと思います。現地の情報は今後も発信していきますの。また、マニラのホテルやツアーの予約は現地の旅行会社にお任せすれば格安・安全に手配して下さいます。今回の記事で紹介しきれない魅了が満載のこちらのページもチェックしてみて下さい!

協力:PTNトラベルマニラ支店

(倉田拓人/Taku)

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Takuto Kurata

Takuto Kurata

Manila Branch Manager at PTN Travel Corp,
W.W.J PROJECTを考えた人。2010年、フィリピン・セブで国際協力活動を行う「NGO FEST」を設立。現在は日本3支部体制に広がる。2012年には国際協力のプラットフォーム「UYIC」を設立。2013年8月よりフィリピンの旅行会社に転職しセブ島へ移住、その後マニラ支店設立・同士店長、現在は社会貢献事業を民間で行うためイスタンブールに移住。個人でブログ「20代の海外就職論!」を執筆中。

2 thoughts on “マニラ観光・旅行!東南アジア最注目都市の楽しみ方”

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