Selamat siang!スラマッシアン!(こんにちは!)
インドネシア、ジャカルタで人材紹介業を営むタクヤです。
人材紹介業で海外で働きたい方とお話しをしていると様々な未来を描いている方とお会いします。
今回は海外で働いたその後の話。皆さんどんなキャリアを作っているのでしょうか?僕の周りの人の体験談を交えながらご紹介します。

 

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海外就職のその先に

僕はIJTerminalを自身で運営するまで、海外就職はどこか特別な一部のエリートたちが行っている自分には縁のない世界だと思っていました。

しかしふたを開けて見れば、かなりの人数の方が海外就職を一つの手段として考えていることが分かりました。しかも英語がペラペラじゃなくて本当に普通に働いてきた方が多い。もちろん英語や現地の言葉ができる人の方が仕事の幅やレベルも高いのですが、それでもチャレンジしようとする人が多いことに驚いています。
ここで書いている記事を読んで海外就職の実情を知るために連絡して下さる方がかなり多いのがその証拠です。

今回はそんな海外に出て働いてみた人たちの『その後』をいくつかの種類に分けてご紹介します。
その後のキャリアを少しだけでも垣間見て頂き、それによって海外就職や現地採用の第一歩を踏み出しやすくなったら嬉しいです。

 

インドネシア

1:同じ国内で転職

まずはその国に残る選択をしたパターンです。
これはその国で仕事をしてみてその国の風土、人々、経済、仕事内容などなど様々な要素がかなりピッタリハマった方でしょう。

私の知合いのYさんもその一人。
日本で働いていた後、インドネシアへの留学経験をもとにインドネシアで就活。日系企業で働いたのち、完全ローカル企業に日系企業の担当として唯一の日本人に。
日系企業の担当者兼ローカルスタッフのマネージャーとして第一線で働かれています。

また、もともと日本で構成作家や俳優業をしてきたSさんはインドネシアで現在売れっ子日本人俳優として毎日のようにテレビに出ています。インドネシア人の方とご結婚をされ、日本とインドネシアを行ったり来たりです。
これも立派な海外就職の一つです。日本では日本人の俳優がいくらでもいますが、ライバルが少ないインドネシアの市場でインドネシア語がペラペラ、キャラが立っている、イメージがよい日本人となればかなりの収入も見込めるようです。

 

2:他の国で転職

A国で仕事の経験を積み、その知識やノウハウを活かしてB国へ・・・というパターン。
特に特殊なスキルや尖ったキャリアがある方はかなり有利なようです。

例えばもともとシンガポールの銀行系コンサル企業で働かれていたNさん。
シンガポールで会計コンサル企業に転職し、今ではオーストラリアのグループ会社も担当し、オーストラリアに行くことに。生活環境もかなり変わりますが、休みの日は様々なアクティビティがあり、とても楽しい生活を送っているそうです。

 

3:日本で転職

海外で働いたのちにその経験を活かして日本に戻って転職するパターンです。
なんだかんだ言っても数年したら日本に帰りたいって人は多いので、若手の海外就職希望者はかなりの人がこのパターンに入ると思います。

実際僕の周りにいる方だと、20代半ばで現地採用として海外就職を決めたTさんがそれにあたります。
日系企業で経験を積み、30代前半で日本に帰り、同業界の企業に転職。日本からのインドネシア担当者として英語、インドネシア語をバリバリ使って働かれています。

また、稀なケースですが以下のような方もいます。
もともと現地採用でインドネシアに来ていたKさん。完全ローカル企業で日系企業担当の営業兼マネージャーをしていたところ、同企業内で日本法人設立の話が上がりました。ご本人はちょうど日本に戻ろうと考えていたので、立ち上げスタッフ兼現地法人の支社長として日本へ逆輸入されることに。
普通はなかなかない話ですが、こういった形でキャリアを積めるのはローカル企業の面白さかもしれません。

 

4:起業する

海外に長く住んでいると、日本では普通なのにその国では珍しい事、不足していることなどがよく目につくようになります。その逆もまた然り。
そういった負を解消することをサービスとするのは起業の王道だと思います。
日本だけでなく、外を知り、また外と日本を比較したからこそ見えてくる不足部分や負の面もあるのです。

また外国での起業が目的でその現地視察やマーケティングを兼ねて2~3年現地で働かれる方もいます。
特にローカルの人をターゲットにする場合、長い目で見てしっかりと視察をしなかったばっかりに、ニーズを外し、流れてしまうケースもあるので、十分な検討時間を持つ必要があるでしょう。

ちなみにインドネシアでは駐在員事務所(マーケティングや現地視察、広報を目的としているため、収益を上げる行為は禁止されている設立形態 ※駐在員事務所にも種類があります)は3年間の有効期限の後、諸条件を満たしていれば1年間の有効期限を2回まで更新でき、合計5年間活動が認められます。
これは日本では体力のある企業でも初進出の国での市場調査や顧客獲得が難しいということの表れではないでしょうか。
自分も含め一概には言えませんが、海外起業はリスクも日本以上かと思います。
インドネシアで起業の際に僕自身が騙された経験はコチラ

十分検討するという意味では自分の起業したい国でターゲットの業界に転職をし、会社権限で気が済むまで調べつくすというのも一つの手段かと思います。

 

5:こうはなってほしくない・・・という例も

今まで数々の華々しいご経歴で楽しく過ごされている方々を紹介してきましたが、それが全てではありません。いやむしろこういった以下のようなも多いのではないかと思います。
そう、海外就職で失敗するってやつです。これを不安に思っている方も多いので、例を挙げておきます。
ちなみにこれは人材紹介会社の視点から見て書いていますが、本人が幸せであれば、それも一つの成功であることはご留意下さい!

さて、まずご紹介するのはEさん。日本で仕事をしてから英語を学ぶために海外就職を決意しインドネシアへ。
まずは日系企業の営業職としてスタートするも1年程で退職。インドネシアで次の企業に就職するも2年に満たない期間で転職・・・これを繰り返し、気づけば30代。転職回数の割にスキルが身についていないため、なかなか次の就職が決まりづらい(スキルがないならば20代半ばの人の方が柔軟でガッツがあると考える企業も多い)ですし、企業からのイメージも長続きしない人というイメージ。
これではこの先日本に帰ってもインドネシアに残っても転職はかなり厳しくなってしまいますね。せっかく英語を覚えるという目標があったにもかかわらず、それ以外のスキルがなければ英語も活かせないというジレンマが余計に辛いところです。

かといって全くの可能性ゼロというわけではありません。それに対してアドバイスしたり思考を変えていくのが僕らキャリアコンサルタントの仕事でもあるわけなので、まずは一度ご相談頂ければと思います。
→キャリアコンサルタントに相談だけしてみる方はコチラ

 

また、もう一つの例として起業を挙げておきましょう。
僕も間接的に聞いた話ですが、インドネシアにて小売業を始めた方のお話しです。
簡単に事前説明をすると、インドネシアでは外国人が直接社長になり、起業をすることはできません。必ずインドネシア人を代表に立てなければならないのです。
そこに仲の良いインドネシア人を立て、最初は仲良くやっていたそうなのですが、ある程度軌道に乗ってきたころでお金の問題でケンカになったそうです。

手のひらを返したインドネシア人に会社の権利を奪われ、土地の権利も奪われ、(会社の名義も土地の権利ももともとそのインドネシア人の所有物として登記しているため)、会社からその方の労働ビザも発給してもらえなくなりました。
それにより、事実上その方はインドネシアに滞在することができなくなり、泣く泣くインドネシアの会社を手放さなければならないことになったのです。
裁判をしてもインドネシア人の良いようにことが進み、結果として何も取り戻せなかったようです。

よく聞くような話ではありますが、実際に起業をしている我々からすると本当に起こっている分非常に怖い話です。
信用できる恋人、お金を用立ててくれる友人、立ち上げのための代行起業、などスタート時はすごくいい関係でもお金が絡むと途端に寝返ってしまう人達がゴマンといます。用心に用心を重ね、お金が絡んでもその人と対等にいられるのかどうかをしっかり確認する事をお勧めします。

 

 

目的志向で考えよう

インドネシア

さて、ここまで様々なタイプの人たちの海外就職のその後をご紹介しました。海外就職を考えるあなたもいつかこの中にはいるかもしれません。またこのほかにも様々なタイプがあると思うので、あなただけの新たなお話ができるかもしれません。
そして先程の失敗をしないために僕自身が常に気を留めていることがあります。それは目的志向で動くことです。

先程ご紹介した転職回数が多く、長期で働けないというケースをご紹介しましたが、それが起こってしまう理由の一つに『海外就職が最終目的になっている』という可能性があります。
海外では転職回数が多いことも当たり前という国も多く、辛いことがあった時に逃げ出し癖が日本以上につきやすいのも海外就職の一面かと思います。
もし海外就職が何かの目的の通過点であれば最終目標に向けて努力をできます。

あなたにとって海外就職は終着点なのでしょうか?
それとも通過点の一つなのでしょうか?
そして何を目的とした海外就職なのでしょうか?
常にそうした目的意識を持たなければ、海外就職はただの時間つぶしになってしまうかもしれません。
逆に言えば通過点であれ、終着点であれ、目的をもって働くのであれば、日本ではめったに出会うことのできないような刺激的な環境がたくさんあります。
その環境を活かすも殺すも自分次第。海外就職はスタートラインでしかなく、常に自分が何をしたいのか?と問いかけながら仕事をしたいものです。

なんて偉そうなことをつらつら書いていますが、半分以上は自分への戒めです。僕自身が目的志向から外れてしまうことも多々あるので。笑
これを読んでいただいているということは海外就職に少なからず興味がある、または実行中だと思いますので、これも一つの参考資料にしていただき、有意義な海外就職を行って頂ければと思います。

 

インドネシアでの転職、就職相談は気軽に相談できるIJTerminalにお任せください!

Sampai jumpa! サンパイジュンパ!(ではまた!)

Takuya Kato

PT.IJ Terminal (株式会社アイジェイターミナル)
ウェブサイト : http://www.ijterminal.com/
Eメール : katou@ijterminal.com
電話: (+62)21-87784207 / 29840422
※ご質問の際には『W.W.Jを見ました』とご明記ください。

 

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Takuya
1988年横浜生まれ。現在インドネシア、ジャカルタ在住。 『日本の技術力で新興国の雇用とスキルを底上げしたい』という思いから、インドネシアでの起業を目標に渡航し、IJ Terminalを設立。 Facebookの申請はいつでもどうぞ! https://www.facebook.com/takuya.kato.1988