【前編】インドネシア人の新卒の働き方 ~考え方や特徴~の続きです。
前回を見ていない方はコチラからどうぞ。

前回同様、インドネシアの新卒採用や新卒者の傾向などをご紹介します。
あくまでここに書いているのは一つの傾向であり、それが絶対ではありません。
もしかしたら僕の主観に寄っていることもあるかもしれませんが、
それも一面ということで捉えて頂ければと思います。

それでは後編もご覧ください。

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計算は苦手な傾向

これはインドネシアにある日系企業の人事やトップの方々とお話をしてきてよく言われることなのでほぼ間違いないかと。

例えば、東南アジアに全体的に進出しているメーカーのA社さん。
どの国でも採用にはテストをしてきているA社さんによると、インドネシア人は数学のテストが非常に悪いとのこと。

例えばシンガポ―ルでは100点満点中70点が足キリラインだったが、インドネシアでは同じテストで50点にしても合格者がほぼいない。と嘆いていました。しかもインドネシアでトップクラスの大学生たちなのが驚きです。

またB社さんの社長のお話しでは、中学生レベルの算数のテストを10問出すだけにもかかわらず、円の面積の求め方もわからない人がほとんどだったとのこと。

実はこれかなり的をついています。うちで面談をしている候補者の方にテストをしても四則演算が遅い、特に引き算、割り算が驚くほどニガテ。また時間の換算をするのが非常にニガテな傾向にあります。
工業系の企業が多いインドネシアではかなり致命的ですね…。
特に工業系の営業の方が計算できないのがかなり問題なので、ここは採用の際に要チェックかと思います。

 

 

日本より厳しい学歴主義

日本も学歴主義 vs 能力主義 でよく物議を醸しますが、インドネシアではそれがかなり顕著です。
特に新卒の間では様々なボーダーラインが設けられています。

 

トップ10の大学かそれ以外の大学卒か

トップ10の大学を卒業していなければ面接を受けることもできない企業も数多くあります。
特に国営企業、財閥系大企業、4マス系企業、インターネット系企業など、インドネシアでこれから発展していく業種に多い傾向があります。中でも業界トップはほぼトップ5の大学からとっているとか…。

 

大学か高卒か

インドネシアでは高校の新卒者がいわゆるホワイトカラー企業で働くことはかなり稀です。
高卒の人に話を聞くと、飲食系、工場系、オフィスボーイ(オフィスのお手伝いさんのようなもの)、警備員、運転手等がスタートなようです。
その中で仕事を覚え、スキルを磨いて転職というのが一般的で、中小企業でもホワイトカラーの仕事に就ければ御の字です。

そもそも人口のボリュームゾーンが労働世代なインドネシアでは労働者はいくらでもいるので、使えなかったらすぐに雇用を切られることがよくあります。そのため、転職理由で契約終了というのはかなり多く、これを繰り返す人は後々の転職がかなりきつくなることは想像に容易いでしょう。

 

 

就職先選び過ぎ問題

先程インドネシアは学歴社会だと言いましたが、逆も然りです。

インドネシア

どういうことかといいますと、企業側が学歴でふるいにかけている中、
新卒者たちも就職先をかなり選んでいるということです。

例えば大学を卒業した人たちに工場作業系の仕事の求人を見せると、
「俺は大学を卒業したんだ。これは俺の仕事じゃない!」と言います。

また、驚くべくはインドネシア大学(通称 UI )の卒業生から聞いた話。
UI はインドネシア国内の大学で常にトップ3に入っている大学なのですが、その卒業生たちは 「初任給が〇〇ルピア以上じゃなきゃ嫌だ!」 とか 「ここはキツそうだから嫌だ。」 とか 「残業が多いから嫌だ。」 といった不満がある場合就職をしないのだとか。
卒業後良い会社が出てくるまでフリーターのような生活をし、2~3年仕事をしていない人もいるらしく、そんな人がその後まともな仕事来るの?と首をかしげたくなってしまいます。

需要と供給の関係から言ったら新卒で仕事もしたことない人たちにそんな高給をあげる企業は多くないでしょうし、仕事を覚えてプロフェッショナルになるには厳しい仕事や残業が多少あるのも仕方がないと思うのですが…インドネシア人の高いプライドの前にはそんな意見は無意味なようです。笑

 

 

いかがでしたでしょうか。
日本でもゆとり社員が~とか、とんでも社員が~とか毎年言われていますが、インドネシアの新卒はそれに輪をかけて使いづらいと言われます。
あんまりそれが続けば会社も長期雇用とかしたくなり、どんどん採用条件が厳しくなり、最終的には誰も得しません。
早くそこに気がついて一歩抜け出た学生が一人でも多く増えてくれることを願います。

インドネシアでの就職、転職、採用活動なら、インドネシアのローカル事情に詳しいIJTerminalにお任せください!

Sampai jumpa! サンパイジュンパ!(ではまた!)

 

 

Takuya Kato

PT.IJ Terminal (株式会社アイジェイターミナル)
ウェブサイト : http://www.ijterminal.com/
Eメール : katou@ijterminal.com
電話: (+62)21-87784207 / 29840422
※ご質問の際には『W.W.Jを見ました』とご明記ください。

 

 

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Takuya
1988年横浜生まれ。現在インドネシア、ジャカルタ在住。 『日本の技術力で新興国の雇用とスキルを底上げしたい』という思いから、インドネシアでの起業を目標に渡航し、IJ Terminalを設立。