Selamat siang! スラマッシアン!(こんにちは!)
インドネシア、ジャカルタで人材紹介業を営むタクヤです。
ついに…ついに大病をしてしまいました。まさかのチフスです。今回はチフスの辛さとその対処法を知って頂ければと思います。またそれに付随してインドネシアの一般的な病院もご紹介します。

 

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謎の高熱が下がらない!

夜中の2時頃、突如として猛烈な体の節々の痛みと頭痛、発熱に襲われました。その直前までフツーに仕事をしてフツーに夕飯を食べ、フツーに寝たにもかかわらずです。

最初は疲れからくる風邪だろう・・・と考えていて、どうせ明日は日曜日だし、栄養摂ってたくさん寝てれば治るだろうなんて考えていたのが甘かったです。

日曜日は慢性的な頭痛、食後の吐き気を催すようになりました。
そして月曜日には飲み物も飲めず、食べ物も食べられず、強烈な吐き気、頭痛、高熱で全く身動きが取れなくなっていたのです。

実は以前、同じくIJTerminalを立ち上げた奥村がデング熱で倒れたことがあり、僕もデング熱なんじゃないか!?と疑ったのですが、どうも症状が少し違う。
とりあえず様子を見て、ダメそうだったら病院に行こう・・・と決心したのでした。
デング熱の詳しい症状や対策はデング熱経験済のフィリピン担当、Takuto Kurataの記事からどうぞ。

 

 

インドネシアの病院へ

インドネシアの病院はかなり大雑把でひどいという話は各方面の日本人の方々から聞いていました。
なので本当は行きたくなかったのですが、これ以上は仕事にもダメージが大きいと思い一大決心をして病院へ。一応現地の病院に詳しい方におススメの病院まで連れて行っていただきました。

ここで一応分類しておくと、日本人向けの病院とローカルの病院があります。
日本人向けの病院はもちろん日本語対応可能。検査なども日本基準で行ってくれるため安心ですが、非常に高い!(以前に血液検査、問診、処方箋で2万円以上かかった人も)
ローカルの病院はいたるところにありますが、安い分日本人向けより当然クオリティが低い。また、総合病院なのか、個人の開業医院なのかによってもクオリティに差があるとのことです。

今回僕が行ってみたのはローカルでそこそこな入院施設のあるという総合病院です。

しかしついてみたら、
・受付がどこなんだかよくわからない造り
・頭痛と吐き気で会話どころではない僕に早口でまくしたてる看護婦。
といった感じで、本当に病院なのかを疑うレベルでした。
まあ患者とナースがたくさんいる時点で病院なのでしょうが。笑
インドネシア

 

そのときあまりにも朦朧としていたため、パスポートもKITAS(住民登録カード)も家に忘れてきてしまいました。
そんな身分の証明もできない誰とも知れない外国人に、診察や血液検査、あまつさえ病院のカードまで発行してくれるあたり、臨機応変なのかテキトーなのか・・・。笑
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そして肝心の診断結果は・・・過労

んなわけあるかーーーい!!!

過労で数日間謎の高熱にうなされ続けるなんて聞いたことありません。
なんてテキトーなんだインドネシア!

さらにもらった薬もサイズが大きすぎて1個飲み込むのも一苦労。
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後でうちのスタッフに聞いてみたところ、「1種類の薬なんだから1個なのは当然でしょ?」と返されました。飲みやすさを考えて2錠に分けるという考え方はないみたいです。笑

ちなみに病院でかかった金額は、問診、血液検査、処方箋で合わせて70万ルピア(現在換金率で約5000円程度)

そして薬の内容や症状からよくよく調べてみるとチフスであることが判明。
※チフスは血液検査後の培養で判明するレベルなので、あくまで推測で断定できないものがほとんどのようです。
インドネシアでは「チフスは疲れから腹の調子が悪くなるもの」だと考えられていて、そもそもの考え方が違ったのです。
日本でのチフスのイメージといえばかなりの重病ですし、みんなが心配するレベルです。しかしうちのスタッフやインドネシア人の友人の話を聞いていると、チフスは日本でいう風邪くらいの感覚です。それくらい汚いんです。
ジャカルタは発展した、綺麗になったなどと言われていますが、そういった公衆衛生面はまだまだです。国の発展に対して、そういった公衆衛生が向上する必要がありますね。

そんなわけでこれを機にチフスのことを知っておいてください。原因や症状は以下の通りです。
東南アジアに限らず、アフリカ、南アメリカに行く方はぜひ覚えておいてください。

腸チフス、パラチフス Typhoid Fever, Paratyphoid Fever

腸チフス、パラチフスは、それぞれサルモネラ属のチフス菌とパラチフス菌による感染症です。口から移る病気ですが、下痢はあまりみられません。菌が腸に入った後、血液中に侵入するのが特徴です。

どうやってうつる

感染したヒトの便や尿に汚染された水、氷、食べものを取ることによって移ります。ごく少量の菌によって感染することもあります。

症状

腸チフスとパラチフスの症状はほぼ同じですが、一般に、腸チフスに比べてパラチフスの症状の方が軽症です。
感染して1~3週間は症状がなく、その後、高熱、頭痛、全身のだるさ、高熱時に数時間現れる胸や背中、腹の淡いピンク色の発疹、便秘などの症状が現れます。熱が高い割に脈が遅いのが特徴的です。重大な症状として、腸から出血したり、腸に穴が開いたりすることがあります。

出典:厚生労働省検疫所FORTHホームページhttp://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name11.html

結局発病から一週間かけて熱が下がりましたが、その間は携帯やパソコンの画面を見ていられないくらい辛い、地獄のような生活でした。もう二度とかかりたくない・・・。

 

 

チフスの対策

さて、あなたも僕のような目にあいたくなかったらチフスにかからないよう対策を取りましょう。
以下の対策がチフスの予防には最適です。

 

食べない方がいいものをチェック

先程、厚生労働省のHPからの引用にもあった通り、汚いものを食べると感染します。
とくにチフス菌は熱に弱いため、火の通っていない料理(添え物の生野菜等もさけた方が良い)、カット済みのフルーツ、露店の氷などは口にしないように気をつけましょう。
ちなみに氷がダメな理由として、どんな水が使われているかわからないためです。
とくに内部が白い氷は火を通していない(沸騰した水を使用していない)もので、感染経路として見落としがちなため、注意が必要です。

とにかく手を洗う

食べ物の他にも手を媒介し口に入ることが多いチフス菌。
食前には必ず手を洗うことを心掛けましょう。

ペットの糞から感染することも

ペットが媒介となってかかるケースもあります。かく言う僕も実はインドネシアで猫を2匹飼っており、その糞尿の後処理から感染した可能性も否定できません。
ペットを飼う方は手洗いをかなり厳重に行いましょう。

予防接種を受ける

特に東南アジア、アフリカ、南アメリカに行く方におススメするのが予防接種。
国内未承認ではありますが、予防ワクチンがあるので心配な方はこちらを受けてから行くといいかもしれません。
年単位の長期滞在の方は高確率でかかるので、事前に摂取されることをおススメします。

 

 

治療法

肝心な治療法ですが、投薬しか治療方法はありません。
そうは言いつつも辛い時には対処法が知りたいものです。
そこでインドネシア人に教えてもらったものがいくつかあるのでご紹介します。
※あくまで現地に伝わるものなので、確証があるわけではないので自己判断でお試しください。

ダメな物&ダメなこと

・辛いもの
・油もの
・冷たいもの(冷やした水や氷なども良くない)
・炭酸系の飲み物
・アルコール飲料
・ヤギの肉(牛肉はまあまあ、鶏肉と魚は問題ないとのことでした)

おススメの食べ物等

・スープ類
・おかゆ
・野菜を取る
・温かいお茶、お湯をよく飲む
・寝る
・クラパヒジョウ(緑のヤシの実)のジュースを飲む

やはり胃腸に負担をかけずに体を温めることで基礎体力を復活させようというのが見えますね。
それにしてもヤシの実ジュースが良いというのは本当なんでしょうか?他にも聞いたことある方のお声をお待ちしております。笑

 

やっぱり感染しないことが一番

今回の反省として、1年半の滞在で気が抜けていたことと、「現地の多少汚いものを食べても大丈夫」という妙な自信を持ってしまったことが原因ではないかと・・・。
彼らとは育ってきた環境が違うので、今までが運がよかっただけなのだと認識を改めなければいけませんね。

結局は病気にかかって嬉しいわけもなく、本来の起業と運営が1週間も遅れたわけですからかなりの損失です。これからは気を引き締め直していきます!

 

 

いかがでしたでしょうか。海外旅行や仕事で行ったにもかかわらず、チフスにかかって目的も果たせないようでは元も子もありません。
安全に海外へ出るためにも病気の予備知識や安全への配慮を怠らないように気をつけたいものです。
さて、そろそろ念のため手を洗いに行かなきゃ・・・。笑
インドネシアでの転職・採用のご相談なら就職以外の情報にも詳しいIJTerminalにお任せください!

Sampai jumpa! サンパイジュンパ!(ではまた!)

 

 

Takuya Kato

PT.IJ Terminal (株式会社アイジェイターミナル)
ウェブサイト : http://www.ijterminal.com/
Eメール : katou@ijterminal.com
電話: (+62)21-87784207 / 29840422
※ご質問の際には『W.W.Jを見ました』とご明記ください。

 

 

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Takuya
1988年横浜生まれ。現在インドネシア、ジャカルタ在住。 『日本の技術力で新興国の雇用とスキルを底上げしたい』という思いから、インドネシアでの起業を目標に渡航し、IJ Terminalを設立。

One thought on “チフスにかかって現地病院を視察する羽目に・・・チフスの症状と対策”

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