海外就職の方法は千差万別ですが、今回は日本独特の文化が根付いている「ハローワーク」についてご紹介します。海外転職にハローワークは使えるのか?実際に利用していく流れから考えてみましょう。

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海外で挑戦したいと思うほとんどの方が、インターネットを1度は使って情報を得ることになると思います。そんな中で、特に転職者の方はご存知だと思いますが日本には「ハローワーク(職業安定所)」というものがあります。多くの方が利用しているこの施設ですが、日常生活には縁遠いものですよね。そんな中で今回は海外就職論!という観点から、「ハローワークは海外転職に使えるのか?」という疑問を実践形式でご紹介します。

そもそもハローワークというのは何か、ということを先に簡単に確認したいと思います。Wikipediaで掲載されてる内容は以下です。

公共職業安定所(こうきょうしょくぎょうあんていじょ)とは、国際労働機関条約88条に基づき加盟国に設置される公的職業安定組織 (public employment service) が運営する職業紹介所。日本においては、厚生労働省設置法23条に基づき設置される公的職業紹介所(ハローワーク、英語Public Employment Security Office)が該当する。

 

形式上はこういった国際機関に参加していることから設立されているんですね。国際労働機関というのは国連で初めての専門機関で、世界の労働者の労働条件の向上を目的としています。また、この国際労働機関の条約の中で、日本が批准していないものがあります。

 

日本は常任理事国であるが、労働者保護に関わる重要な条約(1号条約(一日8時間・週48時間制)、47号(週40時間制)、132号(年次有給休暇)、140号(有給教育休暇)など)が未批准である。

 

よく日本の働き方を外国人が見た時に話す「働き過ぎ」「残業し過ぎ」「休みなさ過ぎ」の3大「過ぎ」は、日本が国際条約に批准していないことからも見ることができるのです。こういったことは世間一般で殆ど知られていませんから、ちょっとしたネタですね。少し話がズレてしまいましたが、こんな風に設置されているハローワークは、海外就職活動で使えるのでしょうか?

 

結論:結構使える、意外と穴場かもしれない!

 

今回は結論から出してしまいますが、若者にあまり馴染みのないこのハローワーク、意外と使えるかもしれません。ではその理由については以下をご覧ください。

 

公共のサイトらしい、ちょっと固い雰囲気のサイト。

 

ハローワークの求人サイトに行ってみると、まずサイトが固い。どうしてもとっつきにくい印象を受けてしまいます。それはさておき、求人の掲載数は非常に多く、このブログを書いている2015年4月24日時点ではなんと646,785件も掲載されているのです!これには正直驚きました。65万件ほどの求人募集があるのだから、結構使えるじゃないか!すごいじゃないかハローワーク!

 

でもこのブログ的には、海外就職にこの65万件の多くが関係していないとダメなのです。ということで検索してみます。

 

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検索項目はこんな感じ。検索条件として、「正社員」「賃金は15万以上」「勤務地は海外」という条件だけで検索してみます。実際はこれ以外にも様々な検索方法があるのがわかると思います。日本国内での転職活動であれば十分活躍するサイトですし、やはり公共機関提供の情報ですから、安心感はあります。使い方として求人登録をしておくこともできます。

 

また、この求人検索ページ以外にもハローワークのサイトでは、履歴書・職務経歴書の書き方や転職セミナーの開催、失業してしまった場合の対応など非常に有益な情報が載っています。特に失業の場合にどうしたらいいのか、という知識は動きが激しい昨今の社会においては持っていて悪いことはありませんから、20代でも読んでおくととてもためになります。

 

またまた少し話が脱線しましたが、「正社員」「賃金は15万以上」「勤務地は海外」で検索をしてみるとどんな結果が出るんでしょうか!求人総数は65万件!100ぐらいは出て欲しいという思いでクリックすると・・・

思ったよりは求人がある!

 

検索の結果、155件の求人が出てきました!

 

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「なんだよ、65万件もあって155件しかないのかよ!」という声が聞こえてきそうですが、実は海外就職専門でない日本の転職エージェントで、勤務地を海外と検索した場合でも、検索結果はこの程度かむしろ少ないのです。更に転職エージェントサイトではよくわからない求人が混ざりこんでいることもあるので、実際の求人の数であれば場合によってはハローワークの方が多い可能性もあります。これは意外と見逃せない海外への道!

 

更に求人をそれぞれ見ていくと、エンジニア・SE・ゼネコン関連の求人が非常に多いので経験者で同業他社への海外就職を狙う方には最適なサイトと言ってもいいかもしれません。また、正社員でも日本からの出向扱いで海外勤務するのか、現地採用の雇用体系なのかは異なるので、細かく見ておいたほうが良いです。中にはインドでの日本食料理店の仕事や、印刷関連事業、海外での営業職など、人気の高い職種も見られるので、転職エージェントで検索してピンとこなかった方は一度検索してみてください。

今回は海外就職にハローワークは使えるか?という疑問からご紹介していきましたが、まだまだ情報の少ない海外就職の場面で、1つの方法としてハローワークを使ってみるのはありだと思います。自分にとってベストな海外就職になるといいですね!

【今回の参照サイト】

Wikipedia
公共職業安定所 – Wikipedia
国際労働機関 – Wikipedia

ハローワークインターネットサービス
https://www.hellowork.go.jp/index.html

 

 

転載元(筆者個人ブログ)ハローワークは海外就職に使えるか?

(倉田拓人/Taku)

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Takuto Kurata

Takuto Kurata

Manila Branch Manager at PTN Travel Corp,
W.W.J PROJECTを考えた人。2010年、フィリピン・セブで国際協力活動を行う「NGO FEST」を設立。現在は日本3支部体制に広がる。2012年には国際協力のプラットフォーム「UYIC」を設立。2013年8月よりフィリピンの旅行会社に転職しセブ島へ移住、その後マニラ支店設立・同士店長、現在は社会貢献事業を民間で行うためイスタンブールに移住。個人でブログ「20代の海外就職論!」を執筆中。