フィリピン人は甘いものとコーヒーが大好き。その2つを満たしてくれるのがコーヒーショップの存在です。たくさんのショップがあり、全体の数は「多すぎる」と感じるほどの店舗数です。そんな中で最も人気のあるスターバックスが、使い終わったコーヒー豆を肥料として無料配布していました。

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今回訪れたのはフィリピンの首都マニラの、パサイという地区にあるスターバックスです。この地域にはニノイ・アキノ国際空港、日本大使館、東南アジア最大級のモール「モールオブエイシア」などがある地域で、西側は海に面しており世界三大夕日にも選ばれている美しいマニラベイ・サンセットを眺めることができます。マニラ首都圏の中では、近代的な施設とローカル色の濃い部分が混在している地域であり、外国人の在住はマカティやグローバルシティー、ロックウェルといった場所に比べると少なくなっています。その代わり家賃は月当たり数千ペソ安いので、節約しながら生活したい方には良い地域でもあります。

今回のスターバックスは「モールオブエイシア」の敷地内にあり、海に面しています。特に休日は午後になると多くの方が訪れるエリアであり、夕日を眺めながらコーヒーを楽しむことができる数少ないカフェの1つです。

 

 

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このスターバックスでは、レジの正面の壁にこのようなステッカーが貼られていました。読んでみると、コンポストに使える使用済みのコーヒー豆を無料で配布していることが記載されています。マニラは人口が急増しているため、中流階級以上になるとコンドミニアム(日本のマンションのような建物)に住む人が多く、1人当たりの屋外専有スペースはバルコニーのみになってきます。そこで登場するのが日本でもおなじみのプランター。野菜やハーブ、観葉植物や花などを育てている人も少なくありません。

しかしながら、実際に肥料などガーデニングに必要なものを探しに行くと意外と見つかりません。スターバックスでコーヒーを買うことも、コンドミニアムに住んでプランターで植物を育てることも、全員が行えることではありません。これらはフィリピンでは嗜好品のような括りであり、たくさんの店舗があるわけではないのです。日本ではなんとなくスタバでコーヒー、という流れもあるかもしれませんが、捨てることになるコーヒー豆の殻の部分がその後どうなっていくのかについて考える事はあまりないと思います。コーヒーを飲んで、そこで出たものを使っていくことで、無駄をなくすこともできますね。

 

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この日、21時ごろにスターバックスを訪れたのですが、筆者がこのコーナーを見つけた時にはコーヒー豆肥料は既に残り1つでした。マニラの全てのスターバックスに用意があるわけではなく、在住している筆者もこれまであまり見かけたことがない取り組みなのですが、今後リサイクルの概念が身近なところから広がってフィリピンの環境問題・ごみ問題に少しでも寄与することを期待したいと思います。

(倉田拓人/Taku)

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Takuto Kurata

Takuto Kurata

Manila Branch Manager at PTN Travel Corp,
W.W.J PROJECTを考えた人。2010年、フィリピン・セブで国際協力活動を行う「NGO FEST」を設立。現在は日本3支部体制に広がる。2012年には国際協力のプラットフォーム「UYIC」を設立。2013年8月よりフィリピンの旅行会社に転職しセブ島へ移住、その後マニラ支店を立ち上げ現在同支店長。個人でブログ「20代の海外就職論!」を執筆中。