3月13日~20日まで、日本に一時帰国していました。

昔は避難や療養など特別な理由以外日本に帰ることができなかったらしいのですが、現在の制度だと旅行として日本にも行くことができます。旅行で日本に行くっていうのもなんだか不思議な感じですね。

今回日本に帰った一番の目的は、前職の小学校教師だった際、最後に担任を持った学年の子たちの卒業式に参加することです。

招待されたわけではありませんし、完全に自己満足になるのですが、最後に持った子たちの晴れ姿を見たかったのです。もし、日本に一時帰国するのであれはそのタイミングにしようと決めていました。

2年ぶりに見た彼らの姿は本当に立派になっていて、しばらく会わなかったからこそ感じられた成長の大きさというものを実感しました。

 

 

今回はそんな青年海外協力隊の「私事目的任国外旅行の制度」について説明します。

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青年海外協力隊には、年間20日(繰り越しなし)の私事目的任国外旅行という制度があります。

2年の間で計40日、自分の任国から離れて海外に行くことができます。

 

海外旅行に行くためにはいくつか条件があり、その実施要件は

1、配属機関からの文章による休暇の承認が得られていること。

2、ボランティアの活動上支障がないこと。

3、旅行先国及び経由地について、安全管理上または外交上支障がないこと。

4、受入国到着日の翌日から起算して90日を経過していること。

5、旅行の目的地がJICAの定める国であること。

※ただし安全管理上もしくは外交上の理由で渡航できないこともあります。

 

というもので、なんだかややこしそうな感じがします。

しかし、1~4に関しては当たり前といいますか、、、配属先の許可を得ずに勝手に旅行しているのでは何しに来てんだということになりますし、危険なところにわざわざ行かせられないし、まずは任国に慣れてから他のところに行きなさいっていうのは至極当然なのかなと。

 

ただ、面白いのが、5番の要件です

 

これはどこの国にも行っていいというわけではなく、それぞれの国ごとに訪れて良い国が決まっています。

 

例えば私がいるモザンビークは南アフリカ共和国、マダガスカル、ザンビア、ジンバブエ、タンザニア、ケニア、マラウイに行くことができます。

マダガスカルに行くことができるのはモザンビークだけなんだとか。しかしマダガスカルの隊員はモザンビークに任国外旅行することができないとかなんとか。

 

後は、赴任前に聞いた話で今実際にそうなのかはわかりませんが、

ガーナの隊員の人たちがいける国は、書面上は

ブルキナファソ、コートジボワール、リベリア、マリ、トーゴ、英国

なのですが、英国以外の国の治安が現在あまりよくないらしく、現在いけるのは英国のみとなっていたりとか。

※実際にガーナ隊員に確かめて見たところ、これは現在も変わらず英国しかいけないみたいです。

 

そこらへんはその国や近隣の国の情勢などなど色々事情があるみたいですがよくわからないので割愛。

 

ちなみに、SV(シニアボランティア)の方々はこれらの国の制限がなく、好きな国に行くことができます。

 

 

 

そして、どのボランティアも日本に私事目的任国外旅行で帰ることができます。昔は日本に帰ることができなかったそうです。(これとは別に業務・療養・避難などの理由での一時帰国制度はありますが、ここでは割愛します。あくまでも旅行としての一時帰国についてです)

 

ただし、日本には2年間の内、1度だけしかこの任国外旅行制度の日数の範囲内で帰ることができません。任期中に一回帰ったら、同じ任期中にもう一度日本に旅行することはできません。

 

 

タイミングは人それぞれですが、1年がたつちょっと前に日本に帰る人が多いみたいです。私事目的任国外旅行の日数は翌年に持越しできないので、1年目にほとんど旅行できなかった人はこの時期に日本に帰ります。

 

日本に帰った隊員の中には、久しぶりの日本の発展具合に驚く「逆カルチャーショック」があったり、日本が便利過ぎてまた派遣国に帰るのが億劫になってしまったり、逆に早く派遣国に帰りたくなったり、、、様々な反応を聞きます。

私自身は日本に帰って、成長した元教え子の子たちみんなに負けないように、自分も頑張らなくてはという思いが湧いてきました。

友人や家族に会って話せたのもいい刺激になりましたし、おいしいものもたくさん食べることができました。

なので、この一時帰国制度を利用して日本に戻ってきて良かったなーと思います。

 

この一時帰国制度ですが、もちろん全員が使うわけではありません。中にはせっかく2年間しかないのだから、その2年間はしっかり自分の任国の人たちと関わって活動をしたいと、国外旅行さえしない人もいます。そういう人たちは本当にすごいと思います。

 

個人的には使える制度は使って、せっかくの2年間を充実させていきたいですね。私は残り半年の任期で、あと2日私事目的任国外旅行を行うことができます。

お金や活動の関係等々あっていけるかどうかわかりませんが、もし行けるなら残りは世界三大瀑布のビクトリアフォールズを見に行きたいなーなんて思っています。

以上

 

山室達紀

 

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Tatsunori Yamamuro

Tatsunori Yamamuro

27年度2次隊の青年海外協力隊としてアフリカのモザンビークにいます。 職種は青少年活動。首都マプトの中学校でパソコンの指導をしています。 前職は小学校の教員。お酒が大好き!!