今日はインドネシアのあるあるネタについて一つ書いてみようかと。
そのあるあるとは…『金曜日は昼飯が食べられないことがある』です。
この不思議なあるあるネタとその理由、またそこから見えるインドネシア人のプライオリティや対策などをご紹介します。

 

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食べられないってどういうこと?

この食べられないことがあるという言い方、正確には注文することができないんです。
そもそも注文できないって何?と意味がわからないと思うので、まずは状況から説明させて下さい。

 

パターン1 お店編

今日は金曜日。
12時になり、今日は何を食べよっかなーと外へ。
今日はここだな!と思って飛び込んだお店。注文しようとしたところ…

「今はソラットジュマットだから注文できません。」

ななななに~~!?!?!?

 

パターン2 デリバリー編

お昼時、Go-Food(ネットで注文するとバイク便がデリバリーしてくれるインドネシアのGo-Jekサービスの一つ)でお昼ご飯を注文。
Go-Jekに関しての記事はコチラ

今日はこれにしよ~と決めて注文を済ませたのに、バイク便が一向に見つからない。
やっと見つかった!と思ったのに、その直後にドライバーから電話が。

「あ、もしもし?俺これからソラット・ジュマットだからキャンセルしといて~」プツッ プーップーップー・・・

ななななに~~!?!?!?

 

こんな感じです。これだけだとご理解いたいただけないでしょう。笑
というわけで今度はこの現象の理由を説明します。

 

なぜ注文できない?

お店は開いているのに注文できないとはこれいかに?という謎な状態ですが、実際ちょいちょいあるんです。

その秘密は上にも出てきた『ソラット・ジュマット』というもの。これは何かというとイスラム教のお祈りの一つです。ソラット(Solat)はお祈りの意味。ジュマット(Jumat)は金曜日の意味。つまりさっきの返事の意味は『金曜日のお祈り中なので今注文されても作れないよ!』ということなんですね。

さっきのパターン1は厨房のスタッフが、パターン2はGo-Jekのドライバーがお祈りに行くので注文できないということです。

 

ソラット・ジュマットはムスリムにとって大切なお祈り

ではこのソラット・ジュマットはどんなお祈りなのかというと、イスラム教徒の成人男性は義務づけられているお祈りです。(このお祈りは女性や子供は義務ではないと言われています)

普段は12時からお昼休憩ですが、金曜日だけは11時半頃になると男性のムスリムは「ソラット・ジュマット行ってきます。」と言われます。
そのまま彼らはモスクに行きお祈りをします。そのお祈りが終わるとお昼に行きます。
そのため、11時半から長いと1時くらいまで不在にするのですが、日本から来たばかりの人からしたら理解できないものだったり、無駄だと思う方も多いでしょう。
しかしこれは彼らにとってとても重要なことです。

日系企業で以前あった例では、ソラット・ジュマットを許可しなかったがために優秀なスタッフが転職してしまったそうです。(今はソラット・ジュマットを認めているとか)
彼らにとって自分の仕事以上にこのお祈りは大事なものなので、そこは日本人と違う物だということを理解しておかなければいけませんね。

 

じゃあ金曜日の昼飯どうすんの?

このままだと金曜日はご飯が食べられないじゃないか!とご心配されたあなた、ご安心を!その回避方法をここに書いておきます。

 

その1 お昼時間をズラす

11時半頃から始まるお祈りなので、金曜日はその前から昼飯に行っちゃえ!というこの作戦。早めに注文しておけばその場で作ってくれますし、後で持ち帰って食べたっていいですしね。
もしくは1時以降に食べに行くか。それであればお店を再開しているはずです。

ただし会社によってはそんな都合のいいこと許さん!というところもあるので要確認です。

 

その2 大規模店を選ぶ

小さな個人店だったり、厨房の小さなお店は大概男性の調理スタッフ数人で回していることが多いのでソラット・ジュマットに引っかかります。

それならもっと規模の大きい店に行けばいいじゃないか!というのがコチラ。
ファーストフードやある程度の規模のレストランでは女性の調理スタッフもたくさんいるので、そういうところであれば調理が止まってしまうこともありません。
むしろ男性客がお祈り中なので、注文スピードはちょっと早いんじゃないでしょうか。

 

その3 家から持ってくる

周りに左右されるのが嫌いなあなたはこれもいいかと。面倒くささはプラスされますが、自分の時間を邪魔されることもありません。

ただしここは亜熱帯のインドネシア。30度越えが続くので、お弁当にも菌がわかないように工夫が必要ですね。

 

 

いかがでしたでしょうか。
イスラム教が多い国ならではのお悩みもこうしてみると何とかなるものです。画一的にならず柔軟に対応してインドネシアライフを満喫しましょう!

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Sampai jumpa! サンパイジュンパ!(ではまた!)
Takuya Kato

 

PT.IJ Terminal (株式会社アイジェイターミナル)
ウェブサイト : http://www.ijterminal.com
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電話: (+62)21-7591-6120
※ご質問の際には『W.W.Jを見た』とご明記ください。

 

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Takuya
1988年横浜生まれ。現在インドネシア、ジャカルタ在住。 『日本の技術力で新興国の雇用とスキルを底上げしたい』という思いから、インドネシアでの起業を目標に渡航し、IJ Terminalを設立。 Facebookの申請はいつでもどうぞ! https://www.facebook.com/takuya.kato.1988